概要
陽林寺は福島市南部の山中、同市大森・大森城趾より南へ約5㎞の場所に立地する古刹です。
開創年代・永正4年4月開山。永正10年(1513年)に伊達稙宗(伊達政宗の曾祖父)によって開かれた(開基)といわれる。
当時の郡主、伊達氏十四代左京太夫稙宗がたまたま猟にきて石上(座禅石)に座禅している盛南禅師に謁し西舘城(伊達郡桑折)に請した。
のち公は禅師に就き菩薩大戒を受け、山号を位作、寺名を陽林と名づけた。
その後、稙宗とその三男で大森城主・伊達実元の保護のもと33の末寺を持つほど栄えたが現在末寺は廃寺等もあり14ヶ寺である。
陽林寺に残されていた伊達家文書によると、伊達氏家臣の桜田宗敏や牧野常仲が周辺の所領を陽林寺に寄付したといわれる。
爾来、九世代に現座禅石周辺に伽藍を移したが貞享3年(1686年)3月失火全焼。翌年元地(現在地)に再建。
現在、陽林寺敷地・建物・山全体が福島市指定の史跡及び名勝となっている。
新着情報
アクセス
位作山 陽林寺
〒960-1104
福島市小田字位作山13
Tel : 024-546-0177